【歪曲収差】(わいきょくしゅうさ/Distortion)
平面の物体の像面がわん曲する収差のこと。
糸巻型、樽型、陣笠型タイプの3種類がある。
レンズによる、球面収差の代表的問題の1つであり、光束の角度対平面での寸法の問題を発生させる要素となります。
また、球面から発生する状況が矩形に対応させるためにはそれなりの無理があることから、画像処理の永遠のテーマの1つでもあります。
この球面収差の問題は、画像の繋ぎにも影響があり、接続部分の歪みを避ける必要が発生するだけではなく、さらに、シェーディングのみならず検出角度⽅向による画像の湾曲成分の補正が必要となります。