OTQの東西南北!

あれもこれも!欲張りブログ!

【論理フィルタ(logical filter)】

【論理フィルタ】(ろんりふぃるた/logical filter)

2値画像において、中心画素とその周辺画素の値に0か1の2値の重み付けを行って、主に論理演算で求めた値、あるいはこれら画素値のパターンに対応してあらかじめテーブル式に定められた値をその中心画素の値とする処理のこと。

重み付けパターンの種類や演算順序・回数を⼯夫したり画素値バターンヘの対応値のセットを各種用意することで様々な処理を行うことができます。

代表的な論理フィルタによる演算を以下に示します。

  1. 収縮(erosion):図形を1画素分だけ縮めます
  2. 膨張(dilation):図形を1画素分だけ膨らませます
  3. 平滑化(smoothing):背景中の孤立点の除去や図形内の小さな穴を埋めます。あるいは周囲にある微小な凹凸を取り去ります。
    (本用語集では、(1)、(2)、(3)を統合して「収縮・膨張処理」としています)
  4. 細線化(thinning):線幅1画素の中心線を求めます
  5. 移動(shift):図形を移動させる。上下左右の移動方向を指定することができます。

上記のほかにも輪郭抽出、端点抽出、交点検出、孤⽴点検出、密度検出などの演算が可能です。