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【論理演算(logical operation)】

【論理演算】(ろんりえんざん/logical operation)

ブール代数の規則に従う(あるいは、論理和、論理積、排他的論理和、否定などによる)演算で、主に2値画像に対する画像間演算や、良否判定条件の組み合わせによる総合判定に用いられる。

真偽値あるいは0と1など2値データに対する論理和、論理積、排他的論理和、否定などのいわゆるブール代数による演算を意味しますが、画像処理装置では、主に2値画像に対する画像間演算のことをいいます。

2つの2値画像の排他的論理和(EXOR)はその画像の一致度を判断したい場合によく使われるほか、否定(NOT)は画像の白黒を反転させたい場合にそれぞれ用いられます。

連続する画像間で論理和(OR)を使うと、ランダムノイズによる図形中の穴を埋めることが可能であったり、論理積(AND)では背景中の孤立点の除去ができるといった収縮・膨張処理に似た効果が期待できます。

また、外観検査で、画像中の対象物の検査ポイントごとにウィンドウ(ここでは「処理領域」)を設けて各ウィンドウからの良否判定出力を組み合せて総合的な良否判定を行うことを特に論理演算ということもあります。

簡単な例では、良のとき1、否のとき0を各ウィンドウが出力する場合、1ヶ所でも否のときに総合判定として否としたければ、出力の論理積を用います。