高年齢化社会に突入する日本ですが、介護サービス受給者数の増加に比して、介護従事者が不足しているという、大きな問題が課題として残っています。
今後、歩行や車移動に代替する移動手段として、1人乗りのコンパクトな移動支援機器の重要性が増すことは間違いありません。
そのような中、WHILL(株)が、パーソナルモビリティ『WHILL Model CR』の販売を開始しました。
本製品は、従来より発売されている「WHILL Model C」の基本仕様はそのままに、外部機器から入力信号を送信することで本体を制御することができます。
また、速度、加減速値、エンコーダー情報、加速度センサー値、コントローラー入力情報、バッテリー情報などの本体情報を取得することもできます。
WHILL社製スマートモビリティ
本製品は、“「外に出る」「友達に会う」「季節の変化に気づく」「夕飯のおかずを買いに行く」といった、よくある当然の日常を快適に過ごせる乗り物”をコンセプトに開発されています。
たとえば、
「二人分の夕飯のおかずを買うにはこれくらいのカゴがあると便利だな。」
「簡単に車に乗せて、もっと遠くに行けたら良いな。」
「自分にあった色が選べたら、外に出るのももっと楽しいだろうな。」
このような、誰にでもある日常の暮らしを実現すべく、最新のテクノロジーとアイデアがこの“クルマ”には詰め込まれています。
特長
主な特長として、コンパクトそして小回り性能が挙げられます。
独自開発の車輪は、縦だけでなく横にも回るオムニホイールのため、一般的なハンドル形電動車椅子が最小回転半径が145cmであるのに対し、本製品では76cmを実現しています。
また、大きな車輪と高出力モーターにより、最大5cmの段差の乗り越えを可能にします。
さらに、標準搭載されている足元のショッピングバスケットは20リットルという大容量であるため、買い物にも便利に使え、使い勝手を向上させています。
バッテリーには、大容量10Ahのリチウムイオンバッテリーを採用しており、5時間の充電で約16kmの走行が可能です。