先日、大学病院の先生とお酒を飲んでいて面白い話を聞きました。
日本人の死亡原因の1位は男女とも「がん(癌)」ですが、このがん細胞は、身体のあらゆる臓器と場所にできます。
たとえば、乳がん、膵臓がん、担がん、肺がん、大腸がん、喉頭がん、皮膚がんなどなど、全部で約25種類ほどがんの種類はあるようです(違っていたごめんなさい)。
でも、数あるがんのなかでも「心臓がん」というものはないそうです!
そういえば、「心臓がん」って聞いたことないですよね!
それには、大きく2つ理由があるようです。
心臓は温度が高いため
身体のあらゆるところにできるがんですが、なぜ心臓がんとういものはないのでしょうか?
1つ目の理由は、心臓の温度に関係があるようです。
心臓は、人間の体の中でもっとも体温が高いところで、高い温度に弱いがん細胞は、40度以上ある心臓ではがん細胞が死滅してしまうのだそうです。そのため、心臓にがんができないとのことです。
また、心臓は生まれてから死ぬまで止まることなく動き続けていますよね。がん細胞は、常に動いている臓器には転移できないのだとも言っていました。
心臓の細胞は細胞分裂をしない
2つ目の理由は、心臓は横紋筋という筋肉でできている臓器だからです。
この横紋筋というのは、他の細胞と違ってほとんど細胞分裂をしないのだそうです。
人間の細胞はどんどん分裂し増殖を繰り返すので、がん細胞もこれにのっかってどんどん広がりあちこちに転移します。
しかし、心臓の横紋筋は細胞分裂をしないため、細胞の異常増殖の病気であるがんが発生しないとのです。
さいごに
そのほかにも、血液の流れが早いため、がん細胞が定着しないという理由もあるようです。
確かに「心臓がん」って聞かないですが、こんな理由からがんにならなかったんですね!
それにしても、お医者さんと会話をしていると、いろんなことを聞けて面白い!