「猫ばんばん」という行為をご存知ですか?
自動車のエンジンルームやタイヤの間に入り込んだ猫を逃がすために、ボンネットのうえを「ばんばん」と叩く行為です。
少し前に読んだ記事なのですが、JAF(日本自動車連盟)が発表した「猫がクルマに入り込んだことによるトラブル」の救援依頼件数は、1月1日~1月31日の1ヵ月で19件あったようです。このうち13件がエンジン始動後に異変に気づき連絡がきた件数です。
そのためJAFでは、自動車のエンジンをかける前に、ボンネットを叩く「猫ばんばん」という行為を推奨しているのです。
猫は狭くて暗いところが好き
猫がエンジンルームに入り込む理由として、冬の寒い時期など、暖かい場所として自動車のエンジンルームに侵入することがありますが、しかし、寒いからという理由だけではないようです。
なぜなら、JAFには1年を通して猫がクルマに入り込むトラブルの救援依頼があるからです。
確かに暖かく雨風を防ぐためにエンジンルームに侵入することもあるでしょうが、猫の本能として、猫は外敵から身を護れる狭いところを好むからです。
そのため、ドライバーは冬だけでなく、1年を通して注意してあげてください。
「猫ばんばん」で猫を守ろう!
エンジンルームに入り込んだ猫は、ドライバーが自動車に乗り込んでも気づかないことがあります。
そのため、猫に人間の存在を知らせために、ボンネットをパンパンと叩く方法が効果的なのです。ただ、強く叩きすぎると警戒してより深いところに潜ってしまうこともあるので、あまり強く叩いてはダメです。
また、エンジンをかける前にクラクションを鳴らすのも効果があるといわれています。
JAFによると、猫を巻き込んだまま気づかずにしばらく乗り続け、エンジン音の異変や異臭によって気づくケースもあるようです。
そんな痛ましいことにらないよう、自動車に乗り込む前の「猫ばんばん」を習慣化しましょう!
たったそれだけの行為で、猫も人間も幸せになれるのですから!
さいごに
長い間乗っていなかった自動車のボンネットを開けたら、「エンジンルームの中で猫が4匹も生まれていた!」なんてこともあったようです!
日々の「猫ばんばん」だけでなく、長期間乗っていない自動車はボンネットを開けて確認することも大事ですよ!