昨年末に見たニュースなのですが、パスワード管理用サービスなどを提供しているSplashData社が発表した「最悪のパスワード100」にて、アメリカ、ヨーロッパのユーザーから漏洩した500万件のパスワードデータを元に作成された最悪のパスワードランキングの1位~10位は次のようでした。
- 1位:123456
- 2位:password
- 3位:12345678
- 4位:qwerty
- 5位:12345
- 6位:123456789
- 7位:letmein
- 8位:1234567
- 9位:football
- 10位:iloveyou
また、日本の企業(株)ソリトンシステムズが発行するホワイトペーパーにて、2016年度に使われた「最悪のパスワードランキング(日本版)」は次のとおりです。
- 1位:123456
- 2位:123456789
- 3位:asdfghjk
- 4位:12345678
- 5位:password
- 6位:1qaz2wsx
- 7位:111111
- 8位:sakura
- 9位:1234
- 10位:123123
これだけパスワードの漏洩やらなにやらで騒がれていても、いまだに「123456」と付ける人がいるんですね!
個人情報を使った比較的安全なパスワードの作り方!
よく生年月日や電話番号を使ったパスワードは避けるべきだといわれていますが、まさにそのとおりです。特に電話番号の下四桁の番号などだれでも思いつくことなので、簡単に突破されてしまいます。
しかし、覚えやすいパスワードってやはり個人情報を使ったパスワードですよね!
ですので、どうしても個人情報を使用してパスワードを作りたい!という方は、下記を参考にしてください(あくまでも自己責任でお願いします・・・)。ちょっとした工夫で、だいぶ安全なパスワードになりますよ!
1文字 or 2文字ずらす
だれでも、自分の電話番号って覚えていますよね。ですので、たとえば「070-1234-5678」という番号だった場合、下四桁の「5678」にしがちです。しかし、これだとラクラク突破されてしまいます。
そこで、1文字もしくは2文字ずらせば、だいぶ安全なパスワードになります。
同じく「070-1234-5678」の番号でいえば、たとえば「6780」や「7807」、もしくは「7012」や「0123」といったかんじです。生年月日でも同じですね。
これなら、自分の電話番号や生年月日を使用しているので、忘れることはないですし、そのままの数字をパスワードにするよりグッと安全になりますよ!
さいごに
ここで紹介したパスワードの付け方は、あくまでも、そのままの個人情報を使うよりも比較的安全なパスワードの付け方です。
ですので、自身の情報を守るなら、しっかりとした英数ランダムの複雑なパスワードを設定すべきです。
また、同じパスワードを複数使いまわすことはやめましょうね!