様々な用途での活用が期待されるドローンですが、ドローンの弱点といえばバッテリーではないでしょうか。
ドローンには様々な大きさや形の機体があるので一概にはいえませんが、概ねドローンの連続飛行時間は15~30分といったところです。
結構短いですよね!
ドローンによる荷物の配達といった用途で考えると、この飛行時間ではかなり厳しいものがあります。
そこで、私は以前から、あちこちに張り巡らされている電線から電力を供給できないものなのか? と思っておりました。
しかし、すでにマサチューセッツ工科大学では電線の電力を用いて充電するという研究を進めているようです。
マサチューセッツ工科大による研究
マサチューセッツ工科大(MIT)での行っている研究は、固定翼機ドローンによる電線からの電力供給の研究です。
なぜ、回転翼ではなく固定翼ドローンなのかというと、回転翼ドローンはホバリングして空中に停止できるためです。
動画では、紙飛行機のような固定翼の飛行機を電線に止まらせる実験をしており、この技術は、電力線の周りに発生する『磁界』を感知することで、確実に電線にとまることができるという技術です。
ドローンが電線に降りた後は、電線から非接触型充電技術を利用してドローンに自動充電するそうです。そして、充電が完了したら再び飛び立ちます。
先にも書いたように、回転翼のドローンは空中にホバリングできるため、電線の上に停止し同じく非接触で充電できます。
さいごに
やはり考えることは皆同じで、すでに電線からの電力供給という実験が進んでいるんですね!
ただ懸念事項としては、電線を地中に埋める動きが活発になりつつあることと(日本では)、タダで電線から充電するなんて人がでてきそうってこと。