OTQの東西南北!

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オリンピック・シンボル(五輪マーク)の意味!!

熱戦が繰り広げられている冬季オリンピックもいよいよ中盤に差し掛かってきました。

開催前は、時差のない韓国での開催のため、ライブでオリンピックが楽しめる!と楽しみにしてたのですが、実際に始まってみると、競技が行われているほとんどの時間は仕事をしているため、ライブ中継で競技を見られることはほとんどありません。

誤算でした・・・。

さて、「オリンピック」のことを日本では「五輪」ともいいますよね!

これは誰でもご存知のとおり、5つの輪を重ねたオリンピックのシンボルからとった言葉です。

でも、そもそもなぜ? オリンピックのシンボルが5つの輪になり、どのような意味があるのでしょうか?

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オリンピックシンボルの公式デザイン

JOC(日本オリンピック委員会)のホームページには、オリンピック憲章として、オリンピックのシンボルについて次のように書かれています。

  • オリンピックのシンボルは、1色または多色で描かれた5輪のオリンピック・リングだけを使って構成されるものとする。
  • 5輪の色彩は、の5色でなければならない。5つのリングは、左から右へ、青、黒、赤を上段に、黄および緑を下段にリングの1部を重ねて組み合わせる。下記の通り、IOC本部に保管されている公式デザインによると、全体はきちんとした台形に近い形をなし、小さいほうの辺が下にくることになっている。
  • オリンピックのシンボルは5つの大陸の結合をあらわし、オリンピック競技大会に、全世界から競技者が集まることを象徴している。

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五輪は何をあらわしているのか?

上のJOCのホームページに書かれている文言を見ると、五輪の色はと決まっており、五輪のシンボルは、5つの大陸を表していると書かれています。

では、5つの大陸とはどこなのか?というと、これは、ヨーロッパ大陸、アメリカ(南北)大陸、アフリカ大陸、アジア大陸、オセアニア大陸の5つのことを指しています。

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五輪の色の意味

5つの輪が重なった現在のオリンピック・シンボルは、1920年、IOC創立20周年の記念式典の際に、オリンピックの産みの親であり、“近代オリンピックの父”と呼ばれる「ピエール・ド・クーベルタン氏」の考案により使われはじめました。

以来、約100年にわたって、このオリンピック・シンボルが受け継がれています。

さて、前述にて五輪は5つの大陸を表していると書きました。では、どの大陸がどの色なのか? と思うところですが、実は、それぞれの色が特定の大陸を表しているわけではないのです。

先のピエール・ド・クーベルタン氏によると、白地の旗に青・黄・黒・緑・赤を加えると、世界中のすべての国旗を描くことができることから、この5色にしたとのことです。

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5つの輪が重なりあっているわけ

これは、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニア、すべての人が鎖のようにつながり合い、互いに結合、連帯していこうという意味が込められています。

要は、“全世界の人たちがスポーツで手を繋ぎ合おう”という意味なのです。

さいごに

普段何気なく見ているオリンピック・シンボルにも、ちゃんとした意味があるんですね!

私は五輪の色、青、黄、黒、緑、赤の並び順まできっちり決められているとは知りませんでした。


ちなみに、新聞や雑誌などの紙媒体では、「オリンピック」ではなく「五輪」と漢字で書かれることが多いようです。

なぜなら、新聞や雑誌などは紙面のスペースに限りがあるので、文字数節減のため、漢字で「五輪」と書いています。