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「東京スカイツリー」に使われている色のあれこれ!

先日、久しぶりに「東京スカイツリー」に行ってきました。

といっても、タワーには登らず、下のショッピングモールで買い物をしただけなのですが、それでも下から眺める634mのタワーはいつ見てもその大きさに圧倒されます!

東京スカイツリーが電波塔、観光施設として開業したのが2012年5月なので、あと半年もすれば6年になります。もうそんなに経ったんですね!早いなぁ~!

さて、そんな東京スカイツリーですが、東京スカイツリーの色って何色かご存知ですか?

白のようでもあり、灰色のようにも見えますが、、。

答えは「スカイツリーホワイト」というオリジナルカラーなんですって!

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ちなみに東京タワーの色は「赤」だと思いがちですが、実際には「オレンジ」です。
正確には、「インターナショナルオレンジ」という色です。

東京スカイツリーの「スカイツリーホワイト」という色は、日本の伝統色でもある最も薄い藍染の色「藍白(あいじろ)」をベースにしてつくられています。「藍白」とは、白にほんの少し青みを加えた色です。

この色になった理由は、「日本の伝統工芸(藍染)」「職人のものづくり」「江戸下町」「技術・文化」「現代の技術」を連想させる色としてこの色に決まったようです。

「藍白」という青みがかった白色は、時刻や天候、季節の変化を映し出します。よく晴れた日中は、真っ白のタワーに、夕日きれいな夕方には真っ赤のワターに見えます。

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陽が刺したときなど、純白ではないため、目がチカチカすることなく白が輝きます。また、タワー全体は丸いパイプでできているため、丸いパイプ円に沿って影ができ、影のグラデーションでより美しく見えます。

このように、「スカイツリーホワイト」という色は、どんな時間、季節、天候でも美しく見える色なのです。

「スカイツリーホワイト」のように、ごくわずかに違う色を混ぜるという手法は、日本の伝統色として昔から用いられており、「ピース」というタバコのパッケージにも使用されているようです。

パッケージ全体は濃色ですが、「Peace」の文字は白抜きになっています。この文字にもごくわずかに青が入っています。

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さて、塔体以外の色では、エレベータシャフトはグレーとなっています。白い塔と対比的にすることで、タワー全体に奥行き感を与え、際立ったデザインとするためグレーが使われています。

また、タワーの色だけでなく、展望台の内部の色も工夫がなされています。第1展望台では、眺望がより映えるように黒っぽい内装にしており、第2展望台・空中回廊では、空中を浮遊しているかのような感覚をあじわえるように、白っぽい色調で内装を統一しています。

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いかがでしょう? なんとなく漠然と眺めていた東京スカイツリーですが、それぞれ各所に使われている色にはちゃんと意味があり、考え抜かれた色彩になっていたんですね!