寒い日が続きますね!
しかし、寒い冬だからこそ!冬だけしか!見られない神秘の景色がいくつもあります。
まさに自然の織りなす幻想的なこんな景色を、1度は見てみたいものです!
フロストフラワー
フロストフラワーは、湖などに張った氷の上に霜の結晶ができ、それが徐々に大きく膨らんだ氷の結晶です。
まさに自然が織り成す神秘で“冬にしか咲かない花”です。
-15℃以下で、風の吹かない静穏な朝に見られます。北海道の阿寒湖などはフロストフラワーで有名です。
氷紋(ひょうもん)
氷紋は、凍った湖などの表面の上に雪が積もり、何らかのキッカケで湖の表面にはったうすい氷が割れると、そこから水がしみ出して積もった雪に放射線状や同心円状の美しい模様ができる現象のことをいいます。
太陽柱
太陽柱はサンピラーとも呼ばれ、太陽の光が柱のように見える現象です。
大気中にある氷の結晶の向きが揃っているときに、太陽の光が反射することで見られます。
空気が冷えていて風が弱い時は空気中の氷の結晶の向きが揃いやすく、発生しやすい条件となります。
雪まくり
雪まくりは、積もった雪が風によりまくりあげられ、まるでロールケーキのようにクルクルとまるまって太くなる現象です。
この現象はヨーロッパでは古くから、日本でも江戸時代から知られており、山形県の庄内地方では、その形から「雪俵」と呼んでいたようです。
ダイヤモンドダスト
ダイヤモンドダストとは、空気中の水蒸気が凍り結晶となったものが、空気中を漂ってキラキラと光るものをいいます。漢字では「細氷」と書きます。
ダイヤモンドダストの発生条件は、「気温が-15~-20℃以下」「湿度が高い」「晴れて風がない」これらの条件が揃ったときに発生します。
気温が-15~-20℃になる、きわめて寒い地域でしか見られないダイヤモンドダストですが、北海道の旭川市などではよく観察されるようです。
樹氷
樹氷とは、液体が凝固せず凝固点より低い温度まで冷却された、いわゆる「過冷却」した霧や水蒸気が樹木に吹き付けられてできた白い氷の結晶です。
気温が-5℃以下で風の弱いときによく見られます。山形県の蔵王は樹氷で有名ですね。
幻日
太陽と同じ高さの左右、もしくはどちらかに、まるで太陽のような明るい光が現れる現象のことです。
大気中の氷の結晶の向きが水平にそろっていないと見ることはできません。夕暮れ時など、太陽の高さが低くなる時間によく見られます。