【LUT】(えるゆーてぃ/look-up table)
輝度変換を行うための入出力対応テーブルのこと。
LUTは、Look up Table の略で、入力輝度に対する出力輝度の割当テーブルのことです。通常はLUTのテーブル容量(格納数)は階調分だけ存在します。
たとえば256階調なら256個のデータ格納数を持っています。このテーブルに、入力輝度に対する出力輝度をあらかじめ作成しておき、そのテーブルを参照することで輝度変換を行います。
たとえばテーブルの64番目に120という数字を入れたと仮定すると、入力輝度が64の画素の出力輝度はテーブル参照によって瞬時に120に置き換えられます。LUTは、一般的に画像のコントラストを改善したり、明るさの変更などに利用されます。また、輝度変換の種類としては、図に示すように線形変換と非線形変換があります。