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低価格と開発スピードで躍進する中華スマホ!!

先日、中国のスマートフォンメーカーである「Vivo」から、世界初指紋認証センサーをディスプレイに搭載したスマートフォン「X20 Plus UD」が発表されました(現在は中国国内での販売のみ)。

この指紋センサーをディスプレイに埋め込んだスマートフォンは、Appleやサムスンなどの他メーカーも開発に取り組んでおり、次機種には搭載されかも?との噂されている技術です。

これはどのような技術なのか? iPhoneを例に挙げると、端末の下に丸い指紋認証をするボタンがついていますよね。

しかし、このディスプレイには、指紋認証センサーがディスプレイに組み込まれているため、物理ボタンを必要としません。

普段は指紋認証ボタンは隠れていていて、スクリーンのロック解除など認証ボタンが必要な時にだけに浮かび上がるというディスプレイです。

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躍進する中国スマートフォンメーカー

スマートフォンメーカーの全世界でのマーケットシェアを見ると、1位:サムスン(20.7%)、2位:アップル(13.7%)、3位:HUAWEI(9%)、4位:OPPO(8.3%)、5位:Vivoが(6.8%)となっています。

これを見ると、3位から5位まですべて中国メーカーで占めています。

サムスンやAppleなどはスマートフォンの黎明期から開発・販売しているため、一日の長により大きなシェアを占めていますが、ここ数年の中国メーカーの追い上げから考えると、数年後には逆転してるかもしれません。

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低価格と開発スピード

これら中国のスマートフォンメーカーが台頭してきた要因の1つに、低価格化があります。

低価格でありながら、カメラやディスプレイ性能など、Appleやサムスンの機種に迫る水準まで磨き上げられています。

正直、現在のAppleやサムスンのアドバンテージは、ブランドイメージくらいのような気がします。それほど、機能面での差は確実に縮まっています。

そして、それ以上に私が関心するのは、開発スピードの速さです。現在、多くの端末に搭載されている指紋認証機能も、一番最初に市場に投入したのは中国メーカーでした(確かHUAWEIだったかな?)。

また昨年末、HUAWEIでは、AIプロセッサー(Neural-network Processing Unit:NPU)を搭載したスマートフォンをいち早く世に送り出しています。

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製品の信頼性も高い

先ほど、中国メーカー台頭の理由の1つに低価格を挙げましたが、以前のように「安かろう悪かろう」ではなくなり、確実に「安かろう良かろう」となってきています。

現に私も、中国メーカーのスマートフォンを数台所有していますが、どれも非常にキビキビと安定した動作で動きますし、デザイン面においてもとても素晴らしいものがあります。

そのため、私個人的には、ここ数年で中国メーカーのスマートフォンに対する考えが変わり、今では高い信頼度があります。(セキュリティー面では、まだまだ問題ありかな?)

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頑張れ日本!!

このように、中国メーカーの勢いを見ていると、日本人の私としてはとても羨ましく思うとともに、日本メーカーの開発スピードの遅さ、展開の遅さに歯痒い思いです。

もちろん、モノづくり大国の日本としては、品質という点を重視しているのでしょうが、しかし、品質にこだわるあまり開発が遅くなり、それよにりグローバルな市場で勝てないのでは、本末転倒です。

開発スピードを早めながらも品質を担保する。日本の技術力なら十分できるはずなんですが、なぜできないでしょうか?

もしかしたら、近い将来、世界から日本製のスマートフォンが消えてしまう日がくるかもしれません。

そんな悲しいこにならないよう、国産メーカーは是非奮起して貰いたいものです。