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【画像処理プロセッサ(image processor)】

【画像処理プロセッサ】(がぞうしょりぷろせっさ/image processor)

画像処理を行うことを目的としたLSIのこと。

画像処理を行う⼀連の回路群を指す場合もありますが、LSIに注目すると、メーカが独自に開発した画像処理専⽤のASIC、DSP、並列形やデータフロー形の特殊演算CPUや、汎用マイクロプロセッサがあります。

【画像処理(image processing)】

【画像処理】(がぞうしょり/image processing)

画像情報に対して変換、認識、計測を行う手法のこと。

産業応用のための画像処理システムでは、いかにコントラストの高い画像を観測系で得て、画像処理装置に入力するかが特に重要であり、その後に選択される画像処理手法に大きな影響を及ぼします。

代表的な画像処理手法としては、平滑化処理、シェーディング補正、空間フィルタ処理、2値化処理、2値画像処理などがあります。そして、それらの画像処理結果に基づいて電気・機械的処理が行われます。

画像処理において、レンズを使用することが多い条件で、このレンズに対する補正を行うことが先決です。装置そのものの特性維持を確実とすることから、処理を行う必然性があるが、それを無視した方式では検出結果は常に補正処理や公差枠拡大を伴うことになります。

【画像形式(image form)】

【画像形式】(がぞうけいしき/image form)

画像メモリ上では映像情報が⼀定のデジタル形式でマッピングされています。また映像情報を通信で転送したり、あるいはファイルに保存したりする場合、転送時間の短縮やファイル容量の削減を目的に圧縮処理を施す場合もあります。

このように画像の形式は⼀定ではなく、用途に応じて様々な形式があります。
⼀般にはPICT、BMP、GIF、JPEG、MPEG、TIFF、PCDなどと呼ばれる形式のものです。

産業用画像処理、特にモノクロ画像においては1画素の階調を1バイト(8ビット)256階調で表したデータ群がラスター方式(画面の左上隅から右方向へ走査し、それを上から下へ順次ずらしながら繰り返す方式)で並んだ形式が多く用いられています。

2値画像の場合には同じラスター方式の並びで8ビットの内どこか1ビットを2値画像の情報にしたり、各ビットに座標を割り振って8ビットで8画素分を表したりします。

【画像間演算(inter-frame operation)】

【画像間演算】(がぞうかんえんざん/inter-frame operation)

2つの画像の対応する同じ位置の画素の値に対して何らかの演算が施され、その結果も2つの画像のいずれかまたは第3の画像の同じ位置の画素の値とする処理のこと。

通常、濃淡画像の画像間演算では算術演算が、2値画像の画像間演算では論理演算が用いられます(詳細はこれらの演算の解説を参照してください)。

ほかに、シェーディング補正に似た効果ですが、次のような例もあります。

2値化処理したい画像に明るさのムラがあるような場合、原画像をAとし、平滑化処理でAをぼかした画像をBとします。2値化の前処理として、C=A-Bという画像間演算を行うと、原画像Aをそのまま2値化するよりもCを2値化した⽅が比較的良好な結果が得られます。

基本的には2つの画像を対象としていますが、その組み合わせとして連続的に入力される画像に対して行ったり、あるいは1つの画像の全画素に対し、同⼀の値を演算することもあります。

【画像圧縮(image compression)】

【画像圧縮】(がぞうあっしゅく/image compression)

画像を保管または伝送するために、画像内の必要な情報を保持したままデータ量を削減すること。

画像のデータ量は、文書データに比べると非常に多く、その保管や伝送の際にネックとなるので、元の画像の必要な情報を保持しつつデータ量を削減し圧縮する手法が必要とされます。

今日、画像圧縮と言えば、ブロック化や直交変換により画像の冗長性や視覚特性の特徴を利用して、全体としてビット数を大幅に削減したデータに変換(符号化)することを中⼼とした手法(JPEGやMPEGなど)のことです。

これは、高能率画像符号化などと呼ばれ、アナログ画像における帯域圧縮とは異なるものです。

検査、計測を目的とする画像処理では高い圧縮率の画像からの復元画像を用いると精度に精度に影響を与えることもあります。

【画像メモリ(image memory)】

【画像メモリ】(がぞうめもり/image memory)

画像処理を⾏うために映像情報を記憶する記憶媒体のこと。

画像処理の分野では、画像処理を行うために画像などの映像情報を記憶する記憶媒体を画像メモリと呼称して区別しています。

通常記憶媒体としては書き込み、読み出しが可能なICメモリを仕様します。

【画像(image)】

【画像(image)】(がぞう/image)

可視化された2次元の情報もしくはその情報を表示したもので、画像を構成する各画素は、濃淡や⾊あるいはその他の特徴のデジタル量として表現されます。

画像は、その表示色の種類と階調により、2値画像、濃淡画像、カラー画像に分類されます。いずれも2次元の画像であり、画像を構成する各画素の情報量が異なるだです。

また、画像処理系の内部では、情報量は通常デジタル量で扱われます。すなわち、各画素は、2値画像では1ビット、濃淡画像では通常8ビット、カラー画像では通常R、G、B(赤、緑、青)各8ビットの計24ビットの情報量をもっています。