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東大(東京大学)の赤門が赤い理由!

先日、仕事で東大(東京大学)に行ってきました。

東大といえば、日本でトップクラスの頭の良い人たちが集まる学び舎として有名ですよね。
そして、そんな東大のシンボル(象徴)の1つが『赤門』です!

赤門は誰でもその下を通れますので、平日などは多くの学生が行き来していますし、私のように学生ではない人でも自由に通行することができます。

さて、そんな赤門なのですが、なぜ門が赤いのでしょうか?

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前田家のお屋敷だった

時は江戸時代、赤門のある敷地には前田家(加賀藩)の上屋敷がありました。
前田家といえば、外様大名最大の領地を有していた大名で、加賀百万石という言葉としても有名です。

その前田家に、11代将軍徳川家斉の娘(溶姫)が嫁ぐことになりました。

当時の慣例として、将軍家から姫をもらう際には「門を赤く塗る」という決まりがありました。
そのため前田家では、姫を迎えるにあたり、新たに門を建設しその門を朱色に塗ったのです。

現在の赤門は、その当時の名残がそのまま残されているものなのです。東大を建設する際にも歴史的価値から取り壊されることなく、現在では重要文化財に指定されています。

今でも残る前田家の家紋

前田家の家紋は、梅の花を象った「加賀梅鉢」です。
梅は古来より縁起の良いものとされていたため、前田家でもこの梅を用いた家紋を使用していました。

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先に、赤門は前田家が建てたと書きましたが、現在でも赤門の屋根瓦には、その前田家の家紋が印されています。

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もし、東大に行く機会があれば、注意して見てみると面白いかもしれませんよ!