私の家の近所には、もんじゃ焼きで有名な街「月島」でもないのに、なぜかもんじゃ焼き屋さんがいくつもあります。
そのため、ちょくちょくもんじゃ焼きを食べに行くのですが、先日、お気に入りのお店のおばちゃん(おばあちゃんかな…?)に面白い話を聞きました!
みなさん、もんじゃ焼きの“もんじゃ”ってなんだかわかりますか?
お好み焼きだと、好みのもの(好きなもの)を入れて焼くものなんだろうなぁ~ってなんとなくわかりますけど、“もんじゃ”ってなんの意味かよくわかりませんよね!?
もんじゃ焼きとは
あえて説明する必要もないのですが、お好み焼きなんかとおなじで、いわゆる“粉もの“と言われる食べ物。
小麦粉を水(醤油とか出汁が入っている)で溶いてから鉄板の上に薄くのばし、加熱されトロッと糊状になったものを小さなヘラで押さえつけ、焼きながら食べる食べ物です。
東京の月島には「もんじゃストリート」というものがあるくらい、もんじゃ焼きの街として有名ですが、各地方によって、具材とか食べ方が少し違うみたいです。
“もんじゃ”の由来
私が食べに行ったそのお店のおばちゃんの説明によると、そもそももんじゃ焼きは、東京の下町の駄菓子屋さんが、子どもたちのおやつとして作っていたのがルーツとのことです。
当時は(多分、昭和の初期)、現代ほど食べ物もない時代だったので、“少しでも沢山食べられ、お腹にたまるように”ということで水で溶かした小麦粉を薄くのばし、残り物と一緒に焼いていたみたいです。
おばちゃんいわく、「今思い返すと、そんなに美味しいものでもなかったなぁ」といっていました(笑)。
そりゃそうでしょうね。今と比べれば、具材から調味料まで、だいぶ違うでしょうからね。
で、なぜ“もんじゃ”というのか? ですが、お腹の減っている子どもたちにとって、焼けるまでじっと待つのは大変なこと。そこで子どもたちは、焼けるまで小麦粉で鉄板に文字を書いて遊んでいたんだそうです。
で、そこから、“もじかき→もじやき→もじゃやき→もんじゃやき”
となったんだと教えてくれました。
まとめ
おばちゃんが言うには、この“もんじゃ”の由来はよくお客さんから聞かれるようで、「その都度説明するのが面倒だ!」と言っていました(笑)。
「じゃぁ、紙に書いて貼っておけばいいのでは?」と言ったら、
「それも面倒だし、ボケ防止に話して説明しているのよ」とのこと。
何度も同じことをしゃべっているほうがボケそうだけどね…。