昨年、「保育園落ちた日本死ね!!」というタイトルで書かれた匿名ブログが大きな波紋を呼び、新語・流行語にも選ばれたのは記憶に新しいところです。
これは、保育園に子供を入れられなかった、そのため働くことができないという、憤りをぶつけたブログでしたが、このブログが同じ境遇の人たちの共感とともに拡散され、どんどん広がっていきました。
大抵このような騒動は、ネットだけで盛り上がって終わるものですが、共感の輪が広がるとともに、テレビの報道番組だけでなく、国会においても取り上げられるほどの思わぬ展開をみせていきました。
そんな情勢を受け、 フォーポイント(株)では、笑顔で保活や育児、復職できる環境を目指し、“「日本死ね」はもう聞きたくない!”という想いから、保護者が子どもを認可保育園などに入れるための「保活」を支援するウェブサービス「EQG(イーキュージー)」を開始しました。
保活とは?
みなさんは、「保活」って言葉を知っていますか? 「保活」とは、保護者が子供を保育園に入れるための活動のことです。
恥ずかしながら私は知りませんでした…。
現在、都市部においては、保育園の数に対し子供の数が圧倒的に多く、常に満員状態であるため、なかなか子供を保育園に入れることができないという現状です。
厚生労働省の発表では、平成27年10月の時点で、待機児童は45,315人とのこと。少しずつ保育園が増設されているとはいえ、それでもまだまだ待機児童の数は減りません。
そんな保育園不足の中にあっても、働きに出るためには、子供の預けられる保育園を探さなければなりません。そこで、早い段階から情報収集や保育園見学などを行い、入園までの手続きをスムーズに進めるための活動を「保育園に入れるための活動=保活」といいます。
保活支援サービス「EQG」とは?
これまでの保活は、情報収集や保育園見学、提出書類など、非常に効率の悪い作業を行わざるを得ませんでした。
今回スタートした保活支援サービス「EQG」は、人ひとりに適切な情報を提供することで、最小の労力で効率よく「保活」を行うことを支援するウェブサービスです。
「EQG」サービスのコンセプト
「保活」は、年々極端で過激な競争となっており、「保活」のために偽装離婚をしたり、引っ越しをするなどといった例もあるようです。
入園できないことによるキャリア継続の不安はもちろんのこと、子供を抱えながらの移動、見学予約のためだけに何十回ともなく電話をするなど、子育てだけでも大変なのに、「保活」でさらに疲弊してしまいます。
さらに、役所の困難を極める案内文書を理解し、大量の提出書類を準備・提出しなければななりません。
保活経験者にアドバイスを求めるも、家庭ごとに労働形態や家族形態が違うため、結局は1人1人が50ページ以上もある保育園案内資料を理解しなければなりませんでした。
保活における保護者の負担は、今や待機児童問題と同じぐらい、大きな社会問題といえます。
保活での負担や労力を減らし、笑顔で保活や育児、復職できる環境を目指す。そんな想いからこの「EQG」という保活支援サービスは生まれました。
サービスの概要/特徴
【必要な提出書類の確認】
簡単な質問に答えるだけで、提出に必要な書類を確認できます。保活を始めたばかりの方にありがちな「保活で何をしたらいいのか分からない」は、このEQGで解決できます。
【希望の保育園の検索する】
「保活」の先輩たちにの保育園の選び方や体験談を参考に保育園を探せます。また、家や職場の近くのなど、条件を指定して保育所を検索し、マップ上で保育園を探すこともできます。
【志望保育園ごとの他ユーザの基準点の確認】
質問に答えることで、認可保育園の基準点を計算します。また、同じ市区町村、保育所を志望する人と点数の比較ができ、現在の立ち位置を確認できます(点数と人数のみ全体公開、ユーザー名や個人情報は非公開)。
【保活に役立つ情報も満載】
中野区、江戸川区、北区などなど、各区の保活最新状況や傾向と対策を読むことができます。