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究極の自重筋トレ『プリズナートレーニング』でビスケット・オリバになれるかも!?

アメリカの監獄でタフな強い男として敬意を表されていた男、ポール・ウェイド。彼は先人から学んだ方法や、自らの体験、さらには書物から得た知見を基に、自重力筋トレをプログラム化した。鋼のような強靭な体をつくる、自重力筋トレのバイブルが日本上陸!!

『圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ プリズナートレーニング』ポール・ウェイド[著]山田雅久[訳]CCCメディアハウス ●定価 本体2000円(税別)電子版1600円(税別)

筋トレといえば、真っ先にジムのトレーニングマシンとプロテイン補給による筋肉増強を思い浮かべる。しかし、それでは本当に強い体をつくることはできない。なぜなら、ある特定の筋肉ばかりが鍛えられ、筋肉とつながっている腱や関節とのバランスが悪くなるからである。

本物の強さを手に入れるには、自重力トレーニングしかない!段階的にレベルを上げていけば、板垣恵介氏の漫画作品『グラップラー刃牙』に登場するビスケット・オリバのような最強の体をつくることができる!

方法は大きく6つに分かれる(ビッグ6)。プッシュアップ、スクワット、プルアップ、レッグレイズ、ブリッジ、ハンドスタンド・プッシュアップ。それぞれのトレーニングにおいて、注意点や効能、そして詳細なやり方を解説している。

たとえば、プッシュアップでは、スピードを重視すべきとアドバイスしている。「伸張反射」と呼ばれるメカニズムを通じて、瞬間的に大きなパワーをつくり出せるようになる。またトレーニングで軽視されがちなブリッジの重要性を強調している。脊柱起立筋を中心とした脊柱まわりの筋肉は、運動能力に大きな影響を及ぼす。

投げたり、ねじったり、曲げたり、持ち上げたりといった運動は、脊柱の筋肉が強いほど、スムーズかつパワフルに行える。

プッシュアッププッシュアップ

これらビッグ6を効果的に行うコーチングするだけでなく、あなたにふさわしいルールや原則をどう設定すべきかを学べる。また、ルーチンをどう構成していくか、またトレーニングを進める上で、必ず欠けているXファクターをいかに見極め、それに合わせて完璧なウォーミングアップをし、理想的なペースを保つか、重要な示唆が得られる。

著者は、監獄の中にいたからこそ、狂気の世界から解放されるトレーニングが、安定した日課になったという。しかしどこにいても、トレーニング時間に敬意を払い、セッションが始まった瞬間、ギアを入れることはできる。

そしてレップ(練習の反復回数)を増やし、技術を磨き、目標に向かってテンションを上げていく。さらには焦点を見定め、自ら制御しながらアタックし続ければ、きっと強靭な体を手に入れられるはず。

■目次
PART 1 準備
CHAPTER 1 イントロダクション
CHAPTER 2 いにしえのキャリステニクス
CHAPTER 3 監獄アスリートのマニフェスト
CHAPTER 4 コンビクト・コンディショニング
PART2 自重力で筋力をつくる
CHAPTER 5  ザ・プッシュアップ
CHAPTER 6 ザ・スクワット
CHAPTER7 ザ・プルアップ
CHAPTER8 ザ・レッグレイズ
CHAPTER9 ザ・ブリッジ
CHAPTER10 ザ・ハンドスタンド・プッシュアップ
PART 3 セルフコーチになるには
CHAPTER11 体を鍛える時の知恵
CHAPTER12 ルーチン


■著者 ポール・ウェイド PAUL “COACH” WADE
元囚人にして、すべての自重筋トレの源流にあるキャリステニクス(自重力トレーニング)研究の第一人者。1979 年にサン・クエンティン州立刑務所に収監され、その後の23 年間のうちの19 年間を、アンゴラ(別名ザ・ファーム)やマリオン(ザ・ヘルホール)など、アメリカでもっともタフな監獄の中で暮らす。監獄でサバイブするため、肉体を極限まで強靭にするキャリステニクスを研究・実践、“コンビクト・コンディショニング・システム”として体系化。監獄内でエントレナドール(スペイン語で “コーチ”を意味する)と呼ばれるまでになる。自重筋トレの世界でバイブルとなった本書はアメリカでベストセラーになっているが、いまなお彼の素顔は謎に包まれている。