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GEヘルスケア・ジャパン“自己圧迫機能”を搭載したマンモグラフィ装置を新発売

GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、昨年10月28日に発表した次世代型マンモグラフィ装置Senographe PristinaTMにオプション搭載可能な自己圧迫機能『Self-Compression』(セルフコンプレッション)を7月13日(木)より販売開始する。

マンモグラフィは、検査時の不快感や痛みから、受診者に敬遠されがちな検査である。 この受信者の負担を少しでも軽減できるよう Senographe Pristinaは、受診者、術者、医師の意見を取り入れて誕生した。この度販売を開始するSelf-Compressionは、受診者自身がマンモグラフィ撮像に必要な乳房の圧迫を微調整することで、痛みへの不安感を軽減し検査への満足度を向上させるとともに、低被ばくや高画質につながる。

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受診者の不快感を低減し、満足度が高い検査を実現
Self-Compressionは、術者が最適な撮像ポジショニングと圧迫レベルの設定を行った後に、受診者自身がコンパクトなリモートコントロールデバイスを使って乳房の圧迫に対し最終的な調整を行うことこができる圧迫機能である。

受診者自身が圧迫の強さの調整を行えるため、不快にならない範囲で最大限の圧迫を行うことができ、マンモグラフィにおいて痛みや不快感の一因とされている圧迫による受診者の負担を低減する。Self-Compressionを用いた検査を、従来の検査と比較した調査によると、83%の受診者が自身で積極的に参加し、圧迫をコントロールできることを評価している。また、画質を損なうことなく、受診者の不快感を低減したという結果が出ている。

さらに、受診者自身が自身の検査を主体的に行えることで、検査に対する理解が深まり、マンモグラフィ検査における満足度の向上につながるとともに、翌年の検診など次回の検査の積極的な受診の動機づけにつながることが期待される。

 

開発経緯
マンモグラフィ検診は乳がん検診の第一選択肢として使われる一方、検査への不快感により受診者から敬遠されがちな検査であるという報告もありる。

Senographe PristinaTMでは、こうした不快感を少しでも軽減できるよう受診者、術者、医師の意見を取り入れて誕生した装置であり、Self-Compressionの開発においても、複数の施設での臨床評価の結果、受診者の不快感が低減するという結果が得られた。 Self-Compression機能を用いた撮影は、最初に受診者へマンモグラフィ検査における圧迫の意義と効果についての説明を行い、専用のワイヤレスリモコンを手渡すところから始まる。術者は最適な位置にポジショニングを行い検査に必要な最低限の圧迫を加える。受診者は術者からのアドバイスに基づき自身で徐々に圧迫を加え最適な圧迫圧で停止する。受診者が圧迫に対する理解をしたうえで、自身で圧迫の調整を行えるため、検査に対する理解が深まり満足度を向上させることになる。